イギリスから輸入はしていましたが、食品輸入は初めてです。
知り合いに商社もいないし、ベトナムから輸入している知り合いもいない。
まず、相談したのが 宝塚商工会議所
紹介してもらえたのが 公益財団法人ひょうご産業活性化センター
※各分野の得意分野(大手商社で輸出入に携わっていた)の方々が、よろず支援として相談に乗ってもらえます。
次に、取引先銀行
海外営業部を紹介してもらってセミナーなどで専門家に相談する。
専門家の答えは、やめたほうがいいとの意見がほとんど。
理由は、海外との取引は残留農薬の問題やサンプルと現物の品質の違い。
品質契約しても、実際に届く商品は粗悪品などなど
実際に、スペシャルティ専門商社でもすべての商品が良質ではない。
コーヒーを専門に扱う倉庫会社さんの担当者もロブスタを触るのも「いやです」というくらい品質が悪い。
専門家の意見を聞いて、不安になる日々。
考えていても解決しないので、
2回目のベトナムから3ヶ月後、「ベトナムに行ってくると」スタッフに伝える。
3回目のベトナムです。
ダラットで農家さんを束ねているコーヒー会社さんとバオロク Future coffee Farm を視察。
この時期は、収穫も終わっていて農園は比較的のんびりとしています。
後に、わかるのですが話をするのにはこの時期がいい。
なぜなら、1年間の所得が決まる収穫時期は農家さんはとても忙しい。
この時期に行ってゆっくりと時間を使って話ができたことが大切。
最初はバオロク → ダラット と移動しました。
初めてのFuture coffee Farm 訪問です。
正直な意見は、ありとあらゆる所が手作り
マシーンも古く、スクリーンの選別機はいろんな部品を組み合わせたToiさんの手作り。
コーヒー農園をする前にトウモロコシを販売して建てた家(生活していた場所)は、今の日本人には想像はつかないと思う。
農園を歩いて、精製場所の確認、衛生面など
Toiさんとたくさん話しました。
前回、もらったサンプルがとても良かったと伝える。
その後、ダラットに移動。
ダラットの小規模農園、4農園を視察しました。
ダラットは標高も高く、比較的裕福な農家さん達。
ダラットは標高も高く、景観などもいい。
前年、収穫、精製したコーヒー豆を見せてもらいましたが・・・Toiさんの豆のほうが断然品質がいい。
各農園をまわると、品質を上げるのは資金力ではなく、農園主の努力や情熱が一番なんだと実感した。
帰国後、Future Coffee Farm Toiさんへ連絡。
「2ヶ月後の11月に再度Future Coffee Farmに行きます。」
「お願いがあります。収穫や精製など一緒に汗を流したい。お客さん扱いはしないでほしい」と伝える。
11月 4回目のベトナムへ